コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ヘイフラワーとキルトシュー(2002/フィンランド)

家族のあり方って色々あって当然。姉妹の対立、夫婦の対立、そして親子の対立が切磋琢磨となって一つの家族になる。少し過剰だからこそ尚更感じる。作品の色彩感覚も2人の可愛い姉妹も充分に堪能できた。そんな俺は男兄弟の長男なわけで、
ナッシュ13

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







姉妹のいる家庭も思わず堪能。一緒に観た彼女は2人姉妹の次女なのだが、「ヘイフラワーとキルトシューの関係は私達姉妹とそっくり」だと言う。んーむ、確かに彼女はちょっとわがままでお姉ちゃんは真面目で賢いよね…と口にしそうだったけどそこは抑えといた(笑)。

いや、そんなことが言いたいんじゃなくて、兄弟も姉妹も、または一人っ子でもそうだけど家族は365日良い関係でいたいけど一緒に生活している以上なかなか思うようにはいかない。ただ、普段から見つめ合うことが大切だよなと、この作品には教えてもらった気がする。

キルトシューが隣人の家で暮らしたいと言い出して家出まがいのことをするが1日経たないで(警察の手によって)戻るハメになる。隣人の心遣いもあったが、これは作品として「家族で見詰め合うこと」を投げかけているように思えるのだ。ヘイフラワーがツンツンして喋らなくなっても、勿論目や耳は家族に対して向けられていたはずだ。賢い彼女こそ家出は可能だったが、ずっとおうちにいたのだ。ある意味、こういう経験が家族が次のステップへ進む段階の一つなんじゃないかなーとね。

衣装一つとっても可愛らしく、目で楽しむ映画としても素晴らしい。美術さんもとても良い仕事してるよなあ。姉妹の可愛らしさもかなりポイント高し。ヘイフラワーの清楚な雰囲気と、対になるようなキルトシューの喚き声。これも可愛いんだよね(そりゃ、両親は大変なんだろうが笑)。

俺は思わずパンフレットではなくて公式BOOKを購入してしまった…。

んー、癒される。

それでは、この辺で

ヘイヘイ!!!!

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。