[コメント] キル・ビル Vol.2(2004/米)
血文字で「終劇!!!」が良く似合う最終章。格好良く言い表せば抒情詩で、上手く完結していると思う。相変わらずユマ・サーマンの熱演も功を奏して迫力満点。ただ、Qさんの遊園地とも、またご都合主義な脚本とも言えるのはチト辛い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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本当はタランティーノが好きならば遊園地ムービーでも充分なんだけど(笑)。実際自分も大好きだし1作目は存分に堪能したっ。しかし、この後編はイマイチのりきれない自分がいたのだ…。一体それは何が原因なのかと考えてみる………すると第一に頭に浮かんだことは簡単な事で「単に前半部が燃える!」ということ。vol.1とvol.2を1本として鑑賞した場合、こんな感想が出てくると思う。
「前半の面白さが、中盤から後半にかけて、かなりだらけちゃったよねー。特に、舞台がウェスタンになってからかなー」
実に簡単な感想!
ただ、本当に「壮大」な物語で驚きを隠せないのも事実。物語もなんだかんだで筋が通る。ビルの最期と、ブライドの殺し屋としての一先ずの終焉。また、エルの行方に謎は残ることも面白いし(エンドロールの?マーク)、前半部で生き残った女の子の将来やブライドの娘の将来について憶測を立てるのも良い。
役者も好演で、マイケル・マドセンのハジけっぷりを久々に堪能できたし、何よりもダリル・ハンナの怪演が光る!あれには、俺から賞を捧げたいよ(笑。
タランティーノが続編の15年構想を立てている…というニュースが流れるのもいいね。いろいろと刺激になります(笑
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