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[コメント] パッチ・アダムス(1998/米)

子供達の中に、縫合直後の患者がいたら、とんでもない悲劇が起こっていたことだろうね。笑って傷口パッカーン、ブッショーッって
peacefullife

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







実話を元にしているということで、なんとも感動してしまう部分も多々あり。何しろ素晴らしきは、年齢と関係なく、「自分が本当にしたい事」を見つけた時に、まっすぐにそちらへ向かっていこうとする姿勢。日本という国は、こういった人生の再スタートに関して、かなりの障害があるのも事実。アメリカという国の懐の深さを見せ付けられた気もする。

また、「眉をひそめるような言動があるにしろ−」と言いつつ、パッチに医者になる道を残したということが、何よりも大きい。これが日本だったら、すんなり握りつぶすだろうね。日本はそーいう国だ。(良し悪しの問題ではなく、そうである)

そういった、パッチの姿勢や、ルームメイトの言動など、感動的エピソードがちりばめられているものの、やや気になってしまったのは、実話+脚色の、「脚色」部分なんだろうなぁと思う。実話として、さりげなく出しても十分すぎるほどの素晴らしい話なのだから、ここまであざとくしなくていいと感じた。趣味の問題なんだろうけれど、これでもかという具合にやられて(音楽+演出のクサさ)、少々引いてしまった。(←実は自分のこーいうところが嫌いでもあるのですが…、、ま、しょーがないかな)

いい話でした。安心して人にお薦めできる映画であることは間違いなし。

余談かもしれませんが、日本の医者と向こうとでは、やや雰囲気異なるかとも思い。日本では医者はやはりある程度の近づき難い部分を持たせ、看護婦が心のケアの部分を担当出来れば理想的ではないかと少々思い。昔から、日本では医師がかなり上位の人であるからこそ、診断への信頼性が高まり、それがプラシーボ効果的な部分を生むのも事実。近年、誤診や医療ミスなどの問題が騒がれるごとに、そういったプラシーボ的な効果が無くなってしまっているのも事実だろう。医療の進歩に付いて行くだけでも、医者は大変なんだろう。

妹が看護婦をやっているので、感想が聞きたくなった。

(評価:★3)

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