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[コメント] リターナー(2002/日)

これほど最近のハリウッド映画をパクリにパクリまくった映画を他に知らないが、ストーリー的にはハリウッド映画にはないオリジナルな部分があるので許せる。日本的自虐史観SF映画。
ジョー・チップ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「本当に悪いのは人間・・・」こういう展開に監督や私の世代は弱いのよ。何故かそう言われるとホっとしてしまうのだ。                       しかも悪い日本人を中国人とチベット人(?)が成敗。                                                 しかしながら、善悪の逆転のない(したがって主人公の心の葛藤もない)最近のハリウッド映画の居心地の悪さに比べると、こっちの方がマシに思えてしまう。                                              ストーリーの強引さは「ジュブナイル」だからしょうがないとして、気になったのは「加速装置」(名前忘れた)の使い方。あとで6回しか使えない、ということを知ったが、画面ではよく解らない(良く観ると、機械に数字が表示してある)。サスペンスとして実にもったいないと思う。こういうところは、数字をアップにするとか「後6回か・・・」とかセリフを入れるとかして、くどいようでもちゃんと説明するべきでは?回数を数えている観客がいるとも思えないので、主人公が窮地に陥るシーンが出てくるたびに「なんでここでアレを使わない?」と疑問を感じてしまう。こう思わせてしまったら、興ざめである。「あ〜あと一回しか使えない!」と思わせなければダメだろう。娯楽映画の基本だと思うんだが。                                           鈴木杏ちゃんは女の子らしい恰好が全然場違いに見える、というところがすごい。完全に戦士になり切っている。さすがハリウッドに進出しただけのことはある(「地」という説もある)。

(評価:★3)

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