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[コメント] 家族の肖像(1974/仏=伊)

現代文明に失望し、引きこもって古美術に囲まれて暮らす老教授と左翼運動でドロップアウトした若者が惹かれ合う。そのきっかけはある絵の背景の建物の形をめぐるオタク的会話。この大量消費社会に彼らの居場所はなかった。
ジョー・チップ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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そして彼らの関係が決定的となったのは、かつて政治犯をかくまっていた教授の秘密の部屋に、同じようにファシストに追われている彼をかくまったこと。この政治とセクシャルな関係がシンクロする瞬間がヴィスコンティ映画の魅力だろう。 ただ、80年代のヴィスコンティブームの火付け役となった映画ではあるが、今見ると図式的過ぎて小さくまとまっている感が否めない。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)甘崎庵[*]

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