[コメント] イン・ザ・ベッドルーム(2001/米)
喪失感を訴えた「息子の部屋」と素材は一緒でも、救済策はアメリカでは夫婦の共棲のための手段に変化する。やはり時間はかかっても時の過ぎ行くのを待つしかないのではないのか。後味はやはり悪い。アメリカ的です。
誰でも思ってると思うけれども、別居中の人妻と学生が恋愛関係になるということ、しかも女を家族ぐるみのパーティーに呼んでいる。そういう両親もそもそもおかしいのです。この段階で息子がいけないことをしているといった感覚が全くない。(それは私たち観客も騙されている。)
逆(夫側)の視点から考えると耐えられない悲劇なんだ。
そういうことを基調によく反芻してみると、夫を殺してしまうことの罪深さが分かる。こういうことを繰り返してゆくと、それこそ昔の「あだ討ち」と一緒だ。
あと、親父は結局妻のいいなりにはまってる。そこまでして(一緒に)生きなければならないのか。そをが愛と思っているのか?
馬鹿げている。
まあ、でも2時間退屈しなかったし、何か新しい映画に思えましたね。
それにしても、シシー・スペイシク初老になってしまいましたね。首筋がもう老婆。ちょっときもかった。
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