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[コメント] 永遠に僕のもの(2018/アルゼンチン=スペイン)

主人公を演じるロレンソ・フェロを、シャラメ君みたいな美少年路線で売り出したかったのかな?配給会社は。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







実際にアルゼンチンで起きた連続殺人をモチーフに作られているということで、金髪の17歳のかわいい顔をした少年が、何の躊躇いもなく、人をバッタバッタと殺してゆく。そういった衝撃の事件がポイント。盗みには全く抵抗がないカルリートスが、ラモンと出会って、そして「銃」を手にしたことで、人の命を奪うことに、まったく抵抗がなくなる。他人に生き死にに関心がないともいえる。「銃」は、天使を「悪魔」に変える。

という犯罪ムービーと並行して、カルリートスの、ラモンへの「思慕」が描かれる。出会いの瞬間から、ずっと見つめていた彼は、直接行動には移さなかったが、シャワーを浴びて、無防備に寝てる彼の腰のバスタオルをそっとほどいて、しばし見つめる。しかしなぜか、盗んだ貴金属を股間の上に乗せる。その心は私にはわかりませんでした。

そしてラモンがどこか遠くに行ってしまうかも?と知ったとき、またしても無防備に眠るラモンの唇に触れた後、ハンドルを切る。そしてラモンを「永遠に僕のもの」にした。ラモンは、となりの視線に全く気付いてないが、金持ち男に身体を許したところには、ちょっとそういう部分もあったのかとも思うが、判りませんでした。それより、「歌手」のオーディションにウキウキ気分で参加したときは、そういうのが似合うともおもった。

そういうBL的な要素を混ぜながらも、結構血みどろな映画だったので、かなり引いたのも確か。

(評価:★3)

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