[コメント] アトミック・ブロンド(2017/米)
セロンの、セロンによる、セロンのための映画。同様のアンジー主演の『ソルト』のセロン版といったところだが、あれより、ずっといい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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なによりもセロンが凄い。動く、走る、殴る、撃つ。アクションの頑張りだけでなく、女優としての存在感が圧倒的。出始めのころは「脱がされる」ことが多かったが、そんな数多の女優の中がいる中、生き残ったのは伊達じゃない。主役としても、悪役としても、わき役としても、抜群の美しさで君臨している。
そして、ベルリンの壁崩壊のころの、激動の時代の混乱のなかでの、スパイたちの戦いは、時代性もあり、面白い話でした。「フランス女」を演じたプテラちゃん、『ザ・マミー』に続き、頑張ってました。
80年代の音楽満載。タワレコにいったら、この映画と『ベイビー・ドライバー』のサントラが並んでました。どっちもちょっと懐かしい音楽満載。最近そういう映画は増えましたね。同じ日に見た『IT』もそうでしたが。でも、ラジカセから「ネーナ」はちょっと笑ってしまいました。そのシーンにも出ていたビル・スカルスガルドはステラン・スカルスガルドの息子。『IT』にもペニーワイズ役で出ている注目株。
ちょっと気になったのは、「二重スパイが誰だったか」。この内容ではマカヴォイ演じるパーシバルが、亡命しようとした男を撃つ理由が判らない。むしろセロンが撃つべき相手だからだ。だから、それに関しては、もう一ひねりほしいところ。そのシーンで、傘がばっと開いたところとか、最後のソ連のエージェントとのシーンとか、好きな場面がいっぱいあります。この映画の続編なら見てみたいが。
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