ジブリやディズニーのような冠がついているわけでもない、人気コミックなどの映画化でもない、有名なアイドルが出ているとかでもない、それほど大宣伝をしたわけでもない。

公開前後から火がつき、「口コミ」で人気が広がり、「リピーター」も増やしている。若い世代だけでなく、「アニメ好き」な一部のファンだけでもなく、まさに老若男女まで。女性や子供に特に人気が高かった「アナ雪」と比較しても、より幅広い年代に受け入れられているのが、すごいです。

この夏、東宝は「シン・ゴジラ」と「君の名は。」でウハウハだ！。

余計なお世話だが、新海誠氏、これで東宝はもちろん、いろんな企業から「金なる木」として注目されるだろう。ちょうど「オオカミこども」が評判になった細田守が、『バケモノの子』では、企業、ＴＶ局からいっぱい「足枷」をつけられて、「ハズレが許されない」重荷を背負った印象だった。これと同じようなことが起きるんではないかと思われる。それでもどうか、「やりたいようにやる」ことができたらと思います。ただし「庵野」みたいな「やりたいことだけやる」のは無しで。