[コメント] ハイネケン誘拐の代償(2014/ベルギー=英=オランダ)
会社の同僚にこの映画のことを話したら、「アンソニー・ホプキンスを誘拐したくはないよなぁ」。同感です。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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予告の印象では、「素人誘拐犯5人組 Vs. 老獪な人質ホプキンス」という感じだった。そのあたり、どういうストーリーになるのか楽しみだったが、なんだか拍子抜けだった。
ホプキンスは「ちょっと注文の多い金持ち老人」というだけで、あまり誘拐犯たちを揺さぶる知略とかそういう期待していたものがなく、実際はなかなか交渉に出てこない警察にじれて、じらされて、自滅しただけ。
唯一の見せ場、「幸福には二通り。お金を得ること、いい友達に恵まれること。両方はない」という場面だけ。もっと『大誘拐』の北林谷栄のような活躍を期待したんだけど。
それでも、ホプキンスの存在感と実績に、スタージェスとワーシントンの若手は敵わない。
ストーリー的に「なぜ彼らは警察の捜査線上に浮かんだのか」?「匿名の通報があった」の一言で済ませているが、お金の行方よりも、そっちを解明してほしい。あと、邦題の「代償」に2文字のせいで、ほぼ結末は読めるのはネタバレに近い。
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