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[コメント] アイム・ノット・ゼア(2007/米=独)

ちょっと筋立てが理解不能で混乱してしまったのも事実だが、とにかくケイト・ブランシェットだけは、輝いていた。
プロキオン14

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







正直なとこと、ボブ・ディランの名前は知っていても、私より二世代ぐらい前の時代の活躍が主なので、どんな人なのかはほとんど知らない。『We are the world』の中で「別格扱い」だった記憶が、私自身のボブ初体験。

だから、変化球の連続のような映像に、途中で疲れてしまい、寝てしまったことを告白します。その中で、ケイト・ブランシェットだけが異才を放っていた。ここには感動しました。

だからせめて6つの物語を混ぜ合わせず、「6等分」してくれたなら、もう少し見方が変わったかもしれない。

ジュリアン・ムーアの部分は「インタビュー形式」が主だったが、ちゃんと演技の中で生かして欲しい配役でした。ゲンズブールは素敵だ。しかし「年上の女性を振り回すヒース・レジャー」ってのが私生活が透けて皮肉なキャスティングだ。急逝した彼には残念だが。(ゲンズブールは、彼に捨てられたナオミ・ワッツと『21グラム』で競演。縁って不思議)。その彼と『ブロークバック・マウンテン』で夫婦役を演じたミッシェル・ウィリアムズのお話は『ファクトリー・ガール』がなければ誰?この女は?としか思えないからつらかった。

好きなシーン、ブランシェットと公園で戯れる4人組の青年が、画面の後ろの方で、女の子の大群に追いかけられているのが「コントのよう」で。あと、ブルース・グリーンウッド演じる「ミスター・ジョーンズ」とのインタビューやライブシーン。「裸の男」はグリーンウッド自身?

そいうえば6つのキーワードが「詩人」「無法者」「映画スター」「革命家」「放浪者」「ロックスター」とサイトなどで紹介されているが、劇中冒頭でベールは「預言者」、黒人少年は「贋物(フェイク)」といっていた。違いが判らないんだけど。

(評価:★3)

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