[コメント] 冒険者たち(1967/仏)
こんな甘口の映画はかなわん。とお嘆きのあなたへ→
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
レティシア(ジョアンナ・シムカス)もマヌー(アラン・ドロン)も、人並みの孤独をかかえ、自分をひとに認めてもらいたいと願い、好きな相手といっしょに暮らしたいと思う。 冒険者である以前に、そんな普通の(そして真っ当な)存在だった。
だから、宝なんてみつけてはいけなかった。
結局、宝さがしをする資格があったのは、ローラン(リノ・バンチュラ)だけだったのかもしれない。
そして彼が宝とともに掴んだもの。
独りで生きつづけなければならないという、いつまでも純粋であることへの、罰。
こどもが作った砂場のお城は、簡単に崩れるけど、彼の要塞島は、いつまでもありつづける。これも、罰。
オープニング。鈎爪に握りつぶされるスクラップ車のシーンが すべてを暗示している。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (7 人) | [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。