まず、ソフィーが自分が小説の登場人物だと知る場面。原作では、かなりの衝撃だったし、１番の見せ場だったと思う。でも映画では何となくさらっと流されてた気がする。原作読んでない人はこれでわかったのかな？っていうぐらい。

（以下は原作のラストのネタバレも含まれます。読もうと思ってる方は見ないでください。）

そしてラスト。永遠に生きられるなんて素敵！ってな結論になっちゃってるが、原作ではソフィーは、永遠に生きるよりも現実の世界でちゃんと生きたかったって言っていたはず（ちょっと記憶は曖昧だけど）。そしてヒルデに必死に話し掛ける。自分の存在に気付いてもらおうとする。でもそれは無駄な努力。のはずなのに…？と物語は終わる。私はこっちの方が断然好きだ。

なんでこんな安易なハッピーエンドにしちゃったんだろう？原作読んでなかったらそれなりに面白かったのかなあ？

主役の女の子も可愛いし、脇役たちも良かったけど、全体的に退屈なのと、原作を知る者の憤りとして、評価は２点。