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[コメント] マーズ・アタック!(1996/米)

容赦のない作品だね〜。ティム・バートンは好きだけど、これは悪乗りしすぎ。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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枚挙の暇がないほど超有名人が目白押し。これだけの豪華キャストを揃え、これだけチープな作品を作れたことに一応の拍手。

この作品のうたい文句に「スピルバーグ、これを見ろ」というのがあったが、確かにこれは『インディペンデンス・デイ』を意識したとしか思えない作品。あちらもそうだが、これもいきなり宇宙人がやってきて問答無用に人間を殺しまくる(ID4は「破壊」だが、これは「虐殺」でしょう)。そこになんの愛情も、感慨も入れない作りに、ちょっと引く。

情けないジャック・ニコルソンの演技を見せつけられ、更に引く。

海兵隊がバタバタ倒れる中、ゲーム好きな子供二人が次々に火星人を打ち殺すのを見て、またまた引く。

オチの火星人爆発のあまりに下らないシーンを見せつけられ、完全に引きまくる。

ティム・バートンはこういう悪乗り作品を時折作る。それがツボにはまれば凄く楽しくなるのだが、見事に全てのツボを外され、見終わった後、怒りしか感じなかった。

これは、友達とあら探しをわいわいしながら見る作品だね。

(評価:★1)

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