[コメント] スーパージャイアンツ 宇宙怪人出現(1958/日)
「仮面ライダー」の初期エピソードみたい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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スーパージャイアンツシリーズ7作目にして、初めて石井輝男の手から離れた作品となった。
作品そのものとしては東宝の変身人間シリーズをこども向けにリファインしたような物語で、結構不気味な雰囲気もあり。これを30分に圧縮すれば「仮面ライダー」の初期エピソードに使えそうなくらい。
そのため大変軽快な物語が展開するのだが、ここに登場するスーパージャイアンツは宇宙人として人間を観察対象とする立場ではなく、純粋に人間に対する善意でだけ戦っているように見えるので、本来の物語から大分離れてしまった感がある。宇宙人の細胞が宇宙全体に及ぼす影響を考える一言があれば大分雰囲気は変わったかも知れないが、そこまで考える余裕はなかったのかも知れない。
強いて言うなら、テロリストが狙うのが一般市民ではなく政治家であると言う点が安保闘争前の時代を反映しているとも言えるかもしれない。
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