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[コメント] ケープ・フィアー(1991/米)

ロバート・デ・ニーロの役者魂が見える作品です。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 1969年に公開された『恐怖の岬』のリメイク作品。オリジナルの方は残念ながら未見だが、ここでのデ・ニーロはあっちの方にイッてしまった男を好演している。ねちっこく責めていくストーカー男なのだが、これが結構怖い。

 このタイプの作品は私の好みではないので(でもデ・ニーロ見たさに観たのだが)、今ひとつ乗り切れない。途中で弁護士の娘とマックスの心の交流じみたものがあったのだが、それも未消化のまま。あのシーンはいったい何のために入れたのだろう?

 静かに海に没していくマックスの姿がクライマックス。この時のデ・ニーロの眼光は鋭い。未だ終わらない!と言う雰囲気を残していく余韻だけは買える。

(評価:★2)

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