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[コメント] エンティティー 霊体(1982/米)

本作の一番の失敗は、頭のねじがふっとんだ人間がどこにも登場しなかったことに違いない。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 1976年に実際にあった事件を元にした作品らしい。なるほど。実話性を強調したため、最後まで“霊”は何者?と言う解決はさせずに、その霊も姿を現させないのね(現れないから“霊”なんだろうけど)。

 本作は専らショッキング描写をバーバラ=ハーシーが体当たりで演じている事が言われるが、それは裏返すと、それ以外見所が無いって事。

 ホラーにカテゴライズされるはずなのに全然怖くないは、ストーリーが単調すぎて退屈だわ、肝心な襲われるシーンも、あんなに長々とやられると飽きる。霊を凍らせようと試みさせると言う設定はなかなか面白いものもあるのだが、それも一番良いところで外されたとしか思えなかった。

 ただ、本作において一番まずかったのはどっか頭の一部が別の次元にはまりこんでしまったようなキレた人間が出なかった事だろう(笑)。超心理学って言うから期待していたのに、あんな真面目な人間ばかり集めちゃいけませんって。

 作品そのものには相当期待していただけに残念。

(評価:★1)

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