黒澤が撮ったというよりみんなで創り上げましたよって感じの映画。

だって「らしさ」が全く感じられないんだもん。（時々はめをはずすこと）

クソ真面目に撮ってるよね。

時代考証にそってる生涯唯一の作品では？（黒澤の歴史物は時代背景が明らかでないのが定番）

でもね、たしかに良く出来てるし感心はさせられたんだけど好きになれないんだな。

莫大な予算をかけてもらい、ごく丁寧に丁寧に丁寧に仕上げればきちんとした大作が取れてしまう

ということを逆に証明させてしまったような。

要は、名のある料亭で素材が新鮮で豪勢な刺身を食べてきたような気分・・・・。

きちんとまとめあげた手腕は評価できるけれど、

僕はね、小汚いけれど日夜創意工夫しているラーメン屋の方が好きなんだよ。

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あと長篠の戦いが蛇足だった。

おまけに外国人が好みそうな『ラストサムライ』的な終止符。う〜ん・・・・・。