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[コメント] 生きる(1952/日)

BIg Surprise!
ニュー人生ゲーム

長年なんとなく見そこねていたが、先入観としてはなぜか「小津的な黒澤映画なの?」という感じだった。 なので見始めて、「あれ?これから始まるのは『未来世紀ブラジル』?」と言いたくなるようなテンポの良さ、エスプリ、若々しく意欲的なギミックには驚いた。 そして、志村喬の顔の造作がベティ・ブープ時代のアニメの黒人のような愛嬌に満ちたファンキーさを持っていることに初めて気付いて驚いた。 しかし、一番驚いたのは何と言っても、

「息子役が金子信雄!?ちょっともう一回巻き戻して!!」これでした。

ちなみに、以前某巨大自治体の環境課のPRの仕事をした時、いろいろな側面から市民に環境保全の大切さを訴えなければならなかったのだが、「ごみの分別とか、リサイクルについては触れないでくださいね。こちらは清掃局が自分とこのお金でPRしますから」というようなことを言われて愕然とした。 早くこの映画を笑い飛ばせるような世の中にしてくれ。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ぽんしゅう[*]

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