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[コメント] 緋牡丹博徒 鉄火場列伝(1969/日)

次から次と、侠気の男たちが登場していく。これが痺れる。なのに物語は破綻するどころか紅一点の緋牡丹をより艶やかに咲かせていく。通常なら破綻する脚本、これが笠原和夫マジックなのか。
sawa:38

鶴田も丹波もその魅力を最大限に引き出されている。が、今回は何と言っても待田京介の映画である。

いつもの「不死身の富士松」ではなく、組長から足を洗い堅気となった骨太な男。辛抱した甲斐あって今回は鶴田にも引けをとらない役どころだ。いつも緋牡丹の傍を離れない番犬のような富士松がお気に入りなのだが、こんな役もたまには良い。

そんな中で若山だけがいつも通りなのが何故か嬉しい。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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