暗いよう…　重いよう…　孤独やら陰謀やら宿命やら、もーいーよう…

ぼくがこの映画シリーズで見たいのは“全力の子供騙し”だぜ。魔法だぜ？　学校だぜ？　ワクワクしちゃだめか？

正直、最初の頃みたいな『それいけ！ズッコケ三人組』程度の事件の内容とノリで充分だよ。もっとアッケラカーンと軽く明るく解決しきっちゃう事件で。「敵の弾はぜんぜん当たらないけど、こっちの弾は当たりまくり」的なウソも大歓迎だよ。もっと分かりやすく大活躍すればいいじゃない。もっと単純に「うわお！魔法の世界ってフッシギー！」と驚かせてよ。ここまで複雑に、そしてシリアスな展開に終始されちゃったら、もう負の空気出まくりで、見てて辛いだけ。娯楽映画を見てるはずなのにちっとも楽しくない。ちっともスカッとしない。

本筋に関係なくヴォルデモートの存在が、邪魔っくさくなってきた。あー邪魔っくさ！　もう復活するなら、さっさとしてドワーッと襲って来ちゃってよ。話進まねぇよ。

あと脇役、魅力がどんどん下がってるよ。ロンはもっと考えなしに無茶しなよ。失敗して「やっちゃったよ〜う」とか情けない声だしなさいよ。それなのにやる時はやるって感じにおなりなさいよ。ハーマイオニーはもっとツンデレっぷりをアピールしなさいよ。もっと「バカねぇ！」とか「しょ〜がないわね！」とか高飛車に自信満々に連呼すればいいじゃない。ふだんは頼りになるけど、いざとなったら弱気になって、助けてもらう感じでいいじゃない。ダンブルドアは、余計な事考えなくていいから、とにかくハリーをえこひいきしてればいいじゃない！！