[コメント] アンナと王様(1999/米)
チョウ・ユンファとジョディ・フォスターの演技力に参ってしまった。近年観たロマンス映画の中でピカイチと思えるほど。何が良いかって、ラブシーンと呼べる様なシーンすら無い事。それなのに、とっても胸が熱くなってしまう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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チョウ・ユンファは本当に素晴らしい役者さんですね。優しさと威厳が共存する目を演らせたら彼ほど演じられる人はなかなかいないでしょう。『グリーン・デスティニー』でも思いましたが、改めて確信しました。権力を持つ者ゆえの哀しさも十分出ていました。
ジョディ・フォスターの演技の巧さも以前から分かっていた事ですが、この映画では彼女のその表現力を生かし切っていたんじゃないかな。異国での全く違った習慣や考え方にアンナがどう接していくのか、その辺りも面白かった。
二人の演技で特に目を惹いたシーンは、アンナがタプティムの死刑について王に訴えるシーン、娘が病気で亡くなったシーン、夜の砂浜でチョウ・ユンファと話すシーンと、ダンスシーン。 二人が次第に惹かれてゆく心の動きには目が釘付け状態となってしまう。誇張した部分もあるのだろうけれど、まあ許せる範囲かな。
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