コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 運動靴と赤い金魚(1997/イラン)

全編に漂うこの清々しさは「幸せ」の形のシンプルさに起因している。それは『太陽は、ぼくの瞳』と一対をなし、さながら陰と陽のように絡み合っている。
るぱぱ

もちろん貧しいのはツライ。ツライんだけど、この貧しさが逆に靴一足に込められた幸せの大きさを熟成しているんだってことを考えると、幸福の尺度は環境に左右されるもんじゃないって改めて思えてくる。

目的の純真さと、それに対するひたむきさ。自分の子供に経験させたくない貧しさであり、また体験させたい充実感でもある。それにしても、もうちっとシンプルに生きられないんかね、オレらは。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (4 人)スパルタのキツネ[*] ことは[*] ina[*] フランチェスコ[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。