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[コメント] 僕はラジオ(2003/米)

可もなく不可もなし。ドラマは主人公の回りを描いている。
ぱーこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この手の映画は気になるので見る。全編流れるヒューマンドラマって音楽が定番で結局そういう演出の映画だった。ラジオの本名がジェームズロバートケネディで、作中のラジオニュースに当時の大統領がフォードでブッシュの名前が出てきたりする。1970年代後半の状況を暗示する。後ろ向きの映画である。

ラジオは障害はそれほど重くないと思われる。キューバ・グッティングJrは良質な名演だが丁寧に再現した以上の印象はない。エドハリス演じる部活教師とラジオの処遇をめぐる校長、名士保護者との葛藤がドラマの中心となる。部活教師が家庭生活をほっぽり出して家族が寂しい思いをする、というのはよくあることで日米の差はないんだなあ、と思った。

ラジオが特例で高校生の身分を得るところで映画は終わるが、ラストの実写が印象深い。並はずれた人間が社会の中でどう生きていくかの幸福な例をかいま見て勇気づけられる。 「ラジオ」ご本人のドキュメンタリーをこそ見たかった。

(評価:★3)

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