[コメント] ひめゆりの塔(1953/日)
沖縄の風土と方言を無視してしまった時点で、この貴重な物語を意味のないものにしてしまった。島の少女と教師、軍医、本土から来た軍人と兵士。その意識の差異(微妙な階級意識)を描かなければ、本土決戦の意味を描いた事にならない。
戦場を日常として過ごす少女達が、時折り見せる死の予感をはらんだ艶めかしさが唯一の見どころ。水木洋子の残滓が見える。
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