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[コメント] 安城家の舞踏会(1947/日)

奥行を意識した重層的な画が屋敷の広さと同時に、価値の転覆にみまわれた人々の心の離反と混乱をあぶり出し、没落者の脆弱さと成り上がり者の覚束なさが悲しく衝突する。見せかけの優雅さのなかを漂流する者たちの哀れなこと。巧みに混乱を増幅する新藤脚本も見事。
(★5 ぽんしゅう)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)青山実花[*]

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