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[コメント] WASABI(2001/仏=日)

ポップな色使いがとてもカワイイ映画。でも、ヒロスエさんの顔がツブレル色だよね、あのピンクは。
Shrewd Fellow

フランス人が撮ると、石丸電気のネオンサインもなんだかアートっぽくみえる不思議。トーキョーもサクマドロップみたいなポップさ。映画を構成するものとして”色”というのも大事なファクターなんだなあ、と思わせてくれました。映画としてみると、このカラーコーディネイトは成功しているのであろうが、どうも、ユミとヒロスエさんの間にはふか〜いミゾがあるように思いました。たしかに、ユミというキャラクターにはあのピンクがいい効果をだすことでしょうけど、あの色はヒロスエさんの顔をつぶしています。そもそも、ヒロスエさんあっての映画だったのかしら?それとも、ユミの方が先に誕生していたのかしら?この映画全体を構成する色使いを優先するなら、ヒロスエさんではないほうがいいと思うし、ヒロスエさんをどうしてもユミにしたいのなら別の色にした方がよかったと思う。もっとも、この映画からユミのピンクがなくなったら、ちょっとサビシイものになりそうですが・・・

あのピンクを生かしたい、しかもヒロスエさんでいきたい、というのであれば、首に薄い黄色のネッカチーフ(ふるいか?)をつけてみるとかして、どうにか顔の直下に彼女の持ってうまれた”合う色”を使ってあげればよかったのになー、と思いました。だって、とてもよくがんばっていたから・・・はじめは、まさに覚えただけよ、という感じのフランス語も、最後のシーンでは自然に出てきたフランス語のように響いていたし。(撮影の順番はわかりませんが!)最後のシーンで、自分のコトバとしてフランス語のセリフをしゃべるヒロスエさんを見て、私もあきらめないぞぉ!と決意を新たにしました。

(評価:★3)

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