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[コメント] ラスト・ショー(1971/米)

ジェフ・ブリッジスの『クレイジー・ハート』を見た後、この映画を見ると、彼の存在感がより大きなものに変化します。(2011/04/10)
chokobo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







正直申しましてこの映画の何を見れば面白いのかよくわからなかったんですね。

でもよくよく冷静になって考えると、やはりこの映画には戦争の影が映し出されているということがほんのり伝わってきますね。

この辺がピーター・ボグダノビッチのうまいところですよね。

本質的にはコメディでロードムービーが彼の作品の初期には多かったのですが、この作品はある町の固定したお話。

で、そんな田舎の町で何となく過ごす青年たち。

そして戦争、別れ、友情の復活というありきたりなお話をかなり強引に淡々と表現しているところがユニークですよね。

職人です。

近年『クレイジー・ハート』でようやくアカデミー賞を受賞したジェフ・ブリッジスが若々しくて荒々しくていいんですね。彼ももともとのイメージってこんな感じ。しかもいかにもアメリカの田舎の若者という感じが出ていていいわけです。

そのほかティモシー・ボトムズサム・ボトムズエレン・バースティンも若くいいですね。

何といってもシビル・シェパード

若くて素敵でしたね。

彼女というとどうしても『タクシー・ドライバー』のあの印象がとても強いのですが、その前にこんな映画に出ていたんですね。

アメリカ映画の影の部分として、この映画では朝鮮戦争が見え隠れしていますが、その後ベトナム戦争へシフト、最近ですとイラク戦争へと変化しています。

どんな映画にのアメリカ映画には戦争の影が見え隠れしていて、その時代性もよく表現できていると思いますね。

2011/04/10 自宅

(評価:★3)

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