[コメント] 倫敦から来た男(2007/仏=独=ハンガリー)
映画的表現は見事。ただ、嘘臭い。(2011/01/11)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これだけロングにカメラを据えて、しかも長まわしを徹底する映画ってのはなかなかお目にかかれません。
テオ・アンゲロプロスやアンドレイ・タルコフスキーだって溝口健二だって、これほど計算しつくされた長まわしを慣行したかと言うと疑問です。非常に科学的に作られた映画のような気がしました。
ただ、この作品が前述の作家に遠く及ばないのは素材が陳腐であることと、「事件」というキーワードを境目に置いているため、芸術に至るには及ばないということ。
これだけ技術力があるのだから、もっと別の道があるのではないかと思うんですね。
センスのある作家だと思うので、今後に期待するとしましょうか。
2011/01/11 自宅
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