[コメント] 天然コケッコー(2007/日)
この娘はKY(空気読めてる)だ!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
どうも我々の思考は大人になるに従い、こういう子供達の世界について真剣になろうとする機能を失っているらしい。つまり、この映画の主題である「コケッコー」はすなわち学校である。学校は地域であり、それはその地域に密着する全てに人々が関与している世界。主人公のそよ(夏帆)が主人公の目線のほかに、彼女のおじいさんやおばあさん、そして父親、果ては恋こがれる東京からやってきた大沢くん(岡田将生)のお母さんも、その全てに学校が関与しているということなんだろうと思う。
そしてラストでそよが教室に別れを告げるシーンが象徴的だ。彼女の”激動の”中学生活は色々な現実とのかかわりであった。
小学生の女の子二人がいる。小さい方の女の子がおままごとをしている。そして大きい方の女の子におままごとをせがむと「早くそんなことやめんしゃい」と言われる。これが現実なのかもしれない。
遅かれ早かれやってくる現実について、その空気を感じて自分の世界に至ること。それが子供の世界。
それを大人はわからない。
私も・・・
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