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[コメント] 大誘拐 Rainbow Kids(1991/日)

公開当時「絶対面白くなさそう」と思って観なかったのは事実。後になって視た筈だが10年以上経って全く覚えていない。今回も「ウヘェやっぱりそうか」と序盤は苦痛。所が待ちに待った緒形 拳登場からは空気が激変する。☆3.9点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







爆笑で膝を2つ3つ打てたらもう☆4つや! そう言う意味では矢張り岡本喜八は箆棒に巧い。猪狩=和歌山県警本部長(緒形)の存在を序盤から匂わせるお膳立ての巧さ。そして犯行声明文の格調高さ。今の奴らにこんな身代金要求が出来るか?(←おばあちゃんなんだけどサ…)

3人組中心の序盤は苦痛・苦痛の殺風景な山登り。緒形 拳と、高山植物の様に若々しい嶋田久作のやり取りにニヤニヤし出したらそろそろクライマーズ=ハイ。おばあちゃん(北林谷栄)と猪狩本部長の頭脳戦に突入してからは手に汗握るロッククライミング。最後の縁側は至福の涸沢テント村だ。

(評価:★4)

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