コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] JSA(2000/韓国)

日本映画に無い切なさ。
死ぬまでシネマ

敵国が境界線で接している緊張とその緊張感を維持できない限界

同じ言葉を話す同じ民族が分断されていることの異常

若い青年が友人や兄弟を求めること・その好奇心

大局的な政治と実際のひとの心との乖離が事件の真実であり、この映画に流れている妙な明るい雰囲気は、それを表現しようとしている監督の演出だろう。この雰囲気がぼくが今までに視た韓国映画には共通して見られる「切なさ」の原点であり、日本映画に見られない魅力に思える。

調査官の女性は他のスイス人と同様に非常に薄っぺらい。朝鮮民族でありながら第三国者である彼女をこう表現したのも、監督の意図なのだろうか。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (4 人)鵜 白 舞[*] ゲロッパ[*] Curryrice[*] kazby[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。