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[コメント] 青い山脈・続青い山脈(1949/日)

余りにもゴールデンスタンダードな為に多くを誤解されている映画。これはまずは観なければなりませんぞ。何しろ解決すべき問題が満載…。
死ぬまでシネマ

(かつての?)日本映画最大の問題「原節子は美人なのか?」の重要参考文献である。

おいおい、龍崎一郎三船敏郎に似て過ぎやせんか?という問題。

杉葉子、時折目線が怪しいなと思わせておいてダイナマイトバディ!炸裂は如何なものか。

「30歳越えて高校生は無理ですよ」と弱音を吐いた戦争帰りの池部良に、今井正監督は「大人と子供の差は分別だから、兎に角何も考えないで無邪気に演ってくれ」と言い放ち、それを見事に演った池部も大したものだという話。(俺としては、先制で一発殴られた後テイクダウンを取り返し、激しいマウント争いから最後は袈裟固めで腕を極めてギブアップを取った浜辺での攻防が気に入っているのだが。)

日本の封建制に真正面からぶつかる不器用な民主化運動は映画に於いては予想以上に微笑ましいが、その後の日本の苦難を考えると思いは複雑となる。…

この映画の最大のインパクトは岬に寝そべる島崎先生(原)に向かって走ってくる和子(若山セツコ)であるという事実に目を背けていいのか、という問題。

(評価:★3)

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