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[コメント] 美しい星(2016/日)

虚実入り乱れた人間の哀しさを描いたお話に思えた。三島の原作はどういう話なんだろう。☆3.3点。
死ぬまでシネマ

**ネタバレ注意**
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大杉(リリー=フランキー)と後輩の天気予報士の場面から、この物語の登場人物の言動(経験)に信用が置けない事が判る。彼らは宇宙人なのか、妄想なのか。<火星人>である大杉と、一雄(亀梨和也)を拾った国会議員の<水星人>秘書(佐々木蔵之介)は、地球の扱いについて対立する。「人類の棲む美しい星=地球」を救うか、人類など地表に載ってる一生物種に過ぎないと考えるか。… これって別に<宇宙人>にならなくとも考えられる思考ではなかろうか(少なくともワシャ何度も考えた)。人類の生存が厳しい氷河期を、地球は以前に何度も迎えている(人類文明に関係なくその内また来る)。人類が滅びても恐らく<G>は生き延びるだろうし。

妻=伊余子(中嶋朋子)だけが<星人>ではない。しかし典型的な悪徳商法に洗脳されている。なんか違いますか?という訳だ。最後にUFOは来るが、本当に来たのかどうか。我々は皆いつかはどこかに旅立つのだと言われている様にも思える。そういう意味で悲しくなっちゃったよ。

(評価:★3)

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