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[コメント] 夜の女たち(1948/日)

「説教臭い」という科白だが、俺は監督の主張というより登場人物の科白として聴いていたのでそんなに気にならなかったけど。夜の女に身をやつしても心は純粋だった時代。☆3.5点。
死ぬまでシネマ

この映画を観せる事で客に気をつけてもらおうという教育的な意図は、確かに感じる。

若い娘が外道に騙されてボロボロにされる場面が一番痛々しかったが、この映画に出てくる女性たちは不幸中の不幸に襲われているとはいえ、どこか自分から流されてしまう部分があるように見えるのが気になった。これも監督の意図したものなのか。監督の認識の限界なのか。それが'48年なのか。

しかしこれをサザエ…もとい田中絹代に演らせて観客が映画館に観に行く時代というのは…。しかも同時代の物語で。無名の役者でなく彼女がやる事に意味があったという事も推察はされるけれど。…

(評価:★3)

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