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[コメント] 美代子阿佐ヶ谷気分(2009/日)

'70年代の精神的退廃を見事にトレースしているようで、俺も本当は全然解ってないのかも知れないが、却って悔しい感じがする。(※ review は駄文に満ちています)
死ぬまでシネマ

最近『転々』なんていう中央線ムービーがあったせいかえらく期待してしまったが、阿佐ヶ谷度は「雰囲気ゲッツ!」止まりだった(=まさに"阿佐ヶ谷気分")。

やっぱり'09年の段階でコレを観せられると、'70年代とはただ神経質で稚拙なだけの空っぽな時代だったのかと思えて来てしまう。というか実際そうなのかも知れないが、それを'09年に若手が表現する事は…望んでいた筈だが、いざとなっては如何なものか、というか、表現されて嬉しいのかどうか。…

それにしても主人公の漫画家=安部は三波豊和、友人の川本は田辺誠一、不倫?相手の友人=真知子はプチ藤原紀香(というかもっと似ている女優がいるよな、今名前でないが…)、と… なんでしょうこのソックリさんズなメンツは…(本人たちは怒るかも知れないが)。美代子(町田マリー)だけオリジナルな美人、でもスペシャルでもなく「周りにいそうな美人」というのがえらく現実感溢れるエロスを醸し出している。

→→((更に蛇足)) オレ昔、美代子ちゃんという仲良しの女の子が居て、この映画池袋の新文芸坐で観たんだが、トークショーで監督の坪田義史と主演の町田マリーにインタビューしている女の子が、その美代ちゃんにソックリだったのには驚いたなぁ。って、もう何がナニやら…。

(評価:★3)

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