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[コメント] バルトの楽園〈がくえん〉(2006/日)

脚本・撮影の技術的な部分では悪くはなかった(佳いという意味ではない)が、松平周辺の描写をはじめ細かい所で演出の不足が目立ち、何度も興醒めをさせられた。描込みが甘い所からは物語が生まれない事を、監督は丸で解っていない。
死ぬまでシネマ

丸ごと真実ではないだろうが、こういう美談が帝国陸軍にあってもよい。しかしこんなチャチな描き方では困る。

大後寿々花の碧眼には唖然とした。まさか出目監督は『SAYURI』('05年)を観て「おぉ、あんな子がいるのか。すぐ呼んでくれ!」とか叫び、やって来た実際の彼女を見て「瞳が黒いじゃないか!」などと怒ったんではないだろうな。アジア人と西洋人の混血では茶髪・茶眼はあっても碧眼はない事位知らんのか。『SAYURI』ではどうせアメ国製作の似非日本だから赦したというのにとんだ国辱だ。監督は家に帰って山中 恒の「青い目のバンチョウ」(偕成社)を読む所からやり直しなさい。

(評価:★3)

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