[コメント] 夢野久作の 少女地獄(1977/日)
なかなか異次元ワールドに連れて行ってくれない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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夢野久作を読んだことがないので知る由も無いが、耽美的な夢幻世界が中途半端に復讐怪談に落とし込まれている。
冒頭で「昼と夜の境目って、わからない。」とか、ラストには「さようなら、地球のみなさん!」なんて名セリフかましてくれたけど、中盤は幻想風味が薄まってかったるかった。
まず主役二人がふさわしくない。「火星さん」は北陽の虻川美穂子みたいだったし、金持ちトノミヤさんはとても女子高生には見えない銀座の女ライクな人。でも、こっちの飛鳥裕子さんはセーラー服着なければクールで怪しいかんじは良かったし、ナイスバディでもあったけど。 悪役もかなり役者不足。エロ校長とか書記とか、卑屈で猥雑なかんじは出ていたけど人間の暗黒面を叩きつけてくるような悪の気配に乏しかった。
音楽は伝説のバンドらしいコスモス・ファクトリー。しょぼいピンクフロイドみたいな泣きのギターが印象的でした。 名高いカルト作にしては普通ぽかったです。
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