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[コメント] 点子ちゃんとアントン(1999/独)

言葉足らずでうまくこの映画の素晴らしさを表現できない(ようなきがする・・・)のがちょっぴり悔しいけれど・・・
まゆ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







とってもとっても好きな映画で、なかなかその「好き」という気持ちをずっとうまく表現できない映画のひとつでした。見た後もずっとレビューが書けずにいました。でも、もういいや。書いちゃいます。言葉足らずでうまくこの映画の素晴らしさを表現できない(ようなきがする・・・)のがちょっぴり悔しいけれど。

日頃から子どもたちと接する仕事をしていて、つくづく思うこと。子どもって(特に小学校くらいまでって)どんな母親でもその愛情を求め、無条件に愛すんだな・・・。母親がどんなに、子どもに関心を示していないかのようであったとしても。

この映画では二組の母子の姿を見ることができましたが、どちらの行く末も私の心は救われました。その中に私がこれまで関わってきたいくつかの母子の姿を思い出し、向き合う姿勢を母子お互いが持ち続ければ、どの子もきっと救われるんではないか感じさせられました。

点子ちゃん母子ほどではないにしろ、今、日本は仕事に生きる女性、多いですよね。点子ちゃんのように、十分に母親と心通わせることができない家庭が多いのかも・・・と思わず、振り返ってみました。普段から「男」だとか「女」だとかいうのは嫌いな私ですが、こればっかりは、子どもが「母親」に求めるものというのは忘れてはならないな・・・と感じ、「お母さん方、がんばっておられるなー」と改めて思い、子どもたちには、「何ができるかな」とつい考えている私がいました。

それで、結論が出たかと言われれば、うーん、どうなんだろう?という感じなのですが、なんとなく、保護者(母親同士)のネットワークだったりチームワークだったり、はたまた子ども同士の友情だったり・・・かなと今は考えています。では、私は何をすればよいかと言えば、そのサポートぐらいでしょうか。寂しいけど、そんなもんかな。

・・・なんて理屈っぽいこと書いてしまったけれど、本当は単に点子ちゃんのキュートさにやられただけ?そして、あのセンスにやられただけ?のような気がしてならない(笑)

(評価:★5)

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