どうしてもわからなかったのは、成長に連れて「人形」が「化粧品」にとって変わられていくという例え。

いくら成長過程とは言え、大親友をベッドの下に転がしっぱなしにする女の子がいるだなんて易々とは信じられない。

欲深いことで有名な「女の子」としては、昔なじみの人形もオトナ気分のマニキュアも、どちらをも欲するというのが筋ってもんじゃないかしらん。

私だったら、人形を傍らに座らせてマニキュアを塗る。そして乾くまでのあいだ、「彼女」といろんな話をする。