[コメント] ときめきに死す(1984/日)
音楽はよかった。食事シーンはすべて(外食時、背後の窓の外でケンカしているひとたちを含め)みな印象深かった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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登場人物のほぼすべて、特に子どもたちがかわいそうでかわいそうで。主人公もあんな子ども時代を過ごしたのかと思うと、主人公の兄弟たちは未だどん底にいるままなのかと思うと、ラストに近付くにつれ、どんどんいたたまれなくなってしまった。
ある意味、物語はわかりやすい。しかし、正直ちっともおもしろくない。むしろ、汚い言葉しか浮かばなくて申し訳ないが<胸くそ悪い>。
あまりにひどい話。しかもそこには不幸な環境におかれた子どもたちの話につきものの野性味やたくましさなどみじんもなく、ただただひたすら不幸なだけ。
だから物語を拒否したくなる。
この監督が細部にばかり凝って物語をバッサリ流したのは単なる性癖のようなものなのかもしれないが、かえってよかったのではないかとさえ思う。
そもそもこの物語を普通に演出して描いていたら、場合によっては上映さえ危ぶまれないか? 違う意味での色がついた特殊な映画になってしまわないか?
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