[コメント] ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002/米)
物語に巻き込んでいく力が衰えてしまった。子ども向きの「しつこさ」が辛いうえに、いわゆる「汚れた大人」の目でみた物語が前面に出てきてしまっている。どことなくうしろ暗い、ていうか。
採点、ちょっと辛目かもしれないけど、頭痛がしたので。
その理由は、いうならば「子どものくどさ」。3、4年くらい前だったかに大流行したテレタビーズという BBC の子供番組があるけれど、あれを見ていて思うのは、子どもは気に入ったものは何度も繰り返し見たがるイキモノらしいということ。「あげーん、あげーん」と、一つの動作を何度も繰り返すティンキーウィンキーほか3名。えんえん、同じことを繰り返してはクスクスと笑い転げる。
このハリーポッターも、いうなれば2時間半もの間、そういう「くどさ」に付き合わされたような疲労感を覚えた。ええ、子どもは可愛いんですが……。
自傷的自虐的なあのキャラは笑うに笑えない。メインのストーリー展開自体もそうなのだけれど、とくにクライマックスの「主人公ご都合主義的救済」が辛い。辛すぎる。
前作はそれでもワクワクさせてくれる何かがあった。でも、この後はどうなるんだか、ちと雲行きがあやしくなってきた。
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