１）まずは出生率低下対策で「産めよ増やせよ」をかます。次にスペクタクルな『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』的な見せ場をつくり、結婚てすばらしい！ と人生・家族賛歌。まるで「日本むかし話」から抜け出したような「愛の結晶」を紹介してから ２）やっと本題、いしいひさいちで脱力。３）しかしディズニーの影には最後まで悩まされ、結局ジブリ的「上手いアニメ」を挿入せざるをえず、最後は打ち上げ花火でディズニーランドにエールを送って、と。（海外市場向けにスペクタクルが挿入されたのか、はじめからそう作られたのかは知りませんが、私が観たのは海外市場向け米語字幕つき）

せっかく、力抜きまくりの四コマ動画が「いしいひさいち」したのに、いちいち顔を出す「劇的演出」に閉口しました。

人生、スペクタクルがなくたって、まあまあ笑える毎日がだらだら過ぎてゆくのである― これが「いしいひさいち」なのに、なにをどう解釈したら、家族が笑顔でまとまって「魔法のじゅうたん」に乗って飛んでいけるのか。

よいこのみなさん、こんなもの観てるヒマがあったら、しんぶんの「ののちゃん」を読もうね＞藤原せんせいより。