前半の、女の子が聞いた「うちの父さんとのセックスはいいの？」という質問に、ちょっと間をおいて「いいよ」と答えるネネちゃん。あの沈黙の間はなんだったんだろうな。将来、この娘の母親になるのを見越して、ちょっと悩んだ末の回答なのか、本当は良くないんだけど、そう答えておくか、みたいなものか。子供の教育上、ナンといって誤魔化すのがベストか悩んだ間なのか、はたまた本当に「イイ」のか。「オヤジさん、バックからしか入れないのよ」なんてナマナマしいのが本音だったりしてな。ま、そんだけ、本音を見せない表現だった。素晴らしいぞ、ねねちゃん（と、初めて思った）。

映画で見せてくれたシーンだけをとってみれば、彼女は体の正面を見せず胸も隠したまま、オシリだけを突き出して、サイレンの如き雄叫びをあげている。なんてエロいんだ！＜そうじゃなくて。「さ、入れろ。動け。中でだすな＜違。」みたいな体位だなと思いつつ、これは一人えっちじゃ虚しいから、やっぱ本物の方が気持ちなんぼかいいしって事か？多くを語ってないので、墓石屋との関係がどれほど深いのかピンと来ないのだが、墓石屋vsねねちゃんは後ろから。ダンナvsねねちゃんは正常位。この対比がねねちゃんの真意を伝えているのだろうか。

実生活でのSEXと違って、映画の中のSEXには体位によって象徴しているモノが違う。「バック＝快楽、正常位＝愛情、騎乗位＝支配？」という図式だ（←かってに断定）。国村さんとの関係は本音では「遊び」というか「えっちしたいから」という事で、本気で好きだったのは「ダメな夫」という事なのだろう。墓石屋と結婚する気なんてハナっから全然なかったんだろうな。あ、あの娘の質問への回答の間はこれか。「結婚する気ないんだけど、なんて答えるべー」みたいな。

ところで、おっぱい隠してえっちするぐらいなら部屋を暗くしろよとか思うのだが、暗闇の中でごもごも動いてる影の全開えっちの方が遥かにえっちだぞ。それを覗くダンナ。くっそー、エロいわ。