コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 日本侠客伝 昇り龍(1970/日)

任侠映画は、主人公の感情のピークが喧嘩場に設定されることに本質的意義があった。本作は違う。慕いあう男女の別れの場で起こった。ここに、一つの映画ジャンルが決定的変質を遂げたしるしを見る。藤純子の凄艶で透明な美しさが、その変容を誇る勝鬨のようだ。
(★5 ジェリー)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。