フルCG怪獣特撮映画｡

CG特撮映像はとても自主制作映画とは思えないぐらい､細部まで綿密でよくできていて､大作もののCGアニメ作品と比べても十分肩を並べられるレベル｡しかし､登場キャラが台詞を喋っていても表情からは感情的なものがあまり伝わってこないため､せっかくCG映像の出来がよくても､キャラに感情移入できないまま終わってしまうのが残念｡この辺は『ファイナル･ファンタジー』の感じに近い｡

後､予算的な都合もあるだろうが､20分の上映時間では､さすがにストーリー展開が急ぎすぎた感があり､もう10分ぐらい増やして､宇宙怪獣とロボットとの戦闘をもう少しじっくり描いて欲しかったところ｡

しかし､自主制作でここまでの質の高い映像を作れるのはたいしたもの｡次作も期待できる｡