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[コメント] かぐや姫の物語(2013/日)

GRAVITY』同様、これも恐るべき映像表現だと言うよりない
HAL9000

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







描きたいテーマと技術的なチャレンジをすりあわせて緻密なフィクション世界を構築していく、というのはキュアロンが『GRAVITY』でやったこと。本作もまさにそれですよね。それで出来上がった世界観がまるっきり違うのは楽しい。たまたま同時期に続けて観たから余計にそう感じる。

基本的にネタバレしている題材だから本について言及するのは興ざめだろう。それでも年少時にこの作品を観たら、僕らの世代が夏休みのテレビで東映動画を観た時の衝撃を受けるに違いない。たとえ主人公の気持ちがよくわからなくても。

惜しむらくはやや冗長に感じられたことで、それは似たようなシーンが繰り返されたり、または序盤の映像のクオリティが中盤からの所々で落ちているように見受けられたから。

本来なら完成は2020年だったとも言われる本作。高畑さんが新作を作る、ということはこういうことなんだなと改めて思い知らされた。

(評価:★4)

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