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[コメント] ニュー・シネマ・パラダイス(1988/仏=伊)

ノスタルジックな2曲、エモーショナルな2曲、いずれもメインテーマ級の異なる4テーマが映画ファンにとどめをさす。これは反則だよ〜。
おーい粗茶

作者が言いたかった「ノスタルジィに浸っていてはだめだ、現実に向かえ」というメッセージは完全版のほうが伝わってきます。でも映画を見終わって、いやでも現実に引き戻される人たちにとっては「せめて映画を見てるあいだくらい現実逃避させてよ」てなものでしょう。これは『THE END OF EVANGELION』を観た時も思ったのだけど、作品が与えた夢から観客を現実に引き戻すという作業を、作品の中で行わなくてもいいじゃないかと思います。極端なことを言えば、しょっちゅう映画を観ている中毒なくらいの人は、映画の中で現実の苦みを味わえる余裕があるが、そうでもない人にとっては余計なお世話、現実の苦みは現実で味わえば充分でしょう。劇場公開版はナイスな編集だったと思います。わたしはどちらも好きですが、劇場公開版→完全版の順に観るほうがいいと思います。

(評価:★5)

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