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[コメント] ルードウィヒ 神々の黄昏(1972/独=仏=伊)

王座につき権力を有する者にはそれなりの義務と責任がある。それに耐えかねた男が芸術という幻想世界に逃避する醜悪な姿。そう、本当ならば目も当てられないほど醜いはずがヴィスコンティの手にかかると・・・・
くろねずみ

若きルートヴィヒが戴冠式で身に纏う、ブルーの軍服。どうにもならないほど鮮やかなブルーを軍服にしてるけど、それが極めて美しい。ブルーの軍服なんて普通の神経では考えられぬなずだよ。ルートヴィヒやエリザベートがつけている毛皮の、もったりした肉厚な質感と見事なまでの光沢。どんだけお金かけたんだろうね・・・衣装はやっぱりピエロ・トージ。「若者のすべて」も「ベニスに死す」もこの人が担当。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ルッコラ[*]

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