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[コメント] ヴェロニカ・ゲリン(2003/米=アイルランド=英)

悪い奴ほど確実に滅びる。今のうちによく寝ておけ。みたいな映画(だいぶ違う?)
G31

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 知的で行動力があって正義感も強いジャーナリストが、いくら女としての魅力も兼ね備えている、とは言っても、女優として美しさも超一級品のケイト・ブランシェットの魅力にかなうはずあるまい、彼女(ヴェロニカ)の人生を美化する気持ちが多少は入ってるのかな、という想いを拭い切れずに観はじめた。

 だが、話が進むにつれ、だんだんとそういう想いも薄まっていき・・・。

 最後に本人(ヴェロニカ)の顔写真が映されるのだが、この一枚の写真だけで十分に分かる。ケイト・ブランシェットより、ヴェロニカ・ゲリンの方がはるかに魅力的な女性だ。

 ケイト・ブランシェットは、われわれの時代が生んだ偉大な人物を演じるという、大きな仕事に果敢に挑み、とても頑張っていた、と今は思える。

 真の”悪党”はこういう映画を観てせせら笑うか? そんなことはないだろう。ビビりまくってションベンちびっているはずである。奴らが一番恐れているのは”市民社会”ってやつなんだから。

80/100(05/01/02記)

(評価:★4)

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